戦争と疫病―731部隊のもたらしたもの

戦争と疫病―731部隊のもたらしたもの

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 427p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894390737
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C3021

出版社内容情報

七三一部隊の細菌散布の実態と被害の究明をテーマとした
日中共同研究の成果を集約。

●日本軍が細菌散布した当時から現代までの細菌戦に関する究明の過程(調査・研究史)を
たどることにより、日本軍が細菌を散布したという歴史的事実と、その細菌散布が実際に
疫病を流行させたという因果関係とを重層的に解明。
●文献的史料だけでなく、聞き取り(オーラル・ヒストリー)、遺跡、医療器具、細菌弾などの遺物等、
さまざまな史料を使い、また、一国だけの史料に依拠することなく、関連諸国の史料も使用。

第1章 関東軍防疫給水部 七三一部隊と細菌作戦
第2章 関東軍軍馬防疫廠 一○○部隊像の再構成
第3章 新京ペスト謀略 一九四○年
第4章 浙江・江西細菌作戦 一九四○-四四年
第5章 湖南常徳細菌作戦 一九四一年
第6章 国民政府の防疫戦 一九三八-四五年
第7章 東北ペスト大流行 一九四六-四八年
終章 細菌戦研究の問題性

内容説明

731部隊と100部隊が研究・製造した細菌を中国の浙江省や湖南省で時には空中から、時には地上で散布した日本軍。その背後の新京・農安ペスト発生の陽動作戦―、続発する犠牲者に対処する中国側防疫活動―、戦後の東北ペスト大流行。

目次

第1章 関東軍防疫給水部―731部隊と細菌作戦
第2章 関東軍軍馬防疫廠―100部隊像の再構成
第3章 新京ペスト謀略―1940年
第4章 浙江・江西細菌作戦―1940~44年
第5章 湖南常徳細菌作戦―1941年
第6章 国民政府の防疫戦―1938~45年
第7章 東北ペスト大流行―1946~48年
終章 細菌戦研究の問題性