内容説明
戦後最大のスパイ事件「ラストヴォロフ事件」、その背後にいたのは一人の道産子農学者だった…。その数奇な運命と生涯、彼を生んだ戦中・戦後の歴史を旧ソ連などの現地取材も踏まえて雄大なスケールで明らかにしたドキュメント。
目次
プロローグ スパイ事件を追ってモスクワへ
第1章 農業技師から樺太の指導者へ
第2章 ソ連極東、監獄での尋問
第3章 真実を語り始めたロシア人
第4章 米ソ情報戦のただ中で
第5章 ベトナムの戦場を耕す人
第6章 すべてを秘して去る
エピローグ 世界が囚われた時代