内容説明
いま、川崎市職員として働く、知的発達障害の重い自閉症の明石徹之さんと、彼を育てたお母さんの洋子さんが、NHKテレビの「新日本探訪」と「列島スペシャル」で紹介され、大反響を巻き起こした。「溢れるあの笑顔はどこから?」「どんな子育てをしたの?」その答えが、この本に書かれている。
目次
1章 他の子となんか違う…
2章 子育ての再出発
3章 弟が生まれて
4章 人って、心地いいよ
5章 弟と保育園へ
6章 地域の小学校へ
7章 佐賀に家族で引っ越し
8章 新しい小学校で
9章 いつもみんなに囲まれて
10章 スケート教室・水泳教室
11章 宝物の思い出文集
著者等紹介
明石洋子[アカシヨウコ]
1946年に、埼玉に生まれる。子ども時代から大学卒業まで、山口・佐賀・福岡で過ごす。九州大学薬学部薬学科を卒業。結婚後は、神奈川県川崎市に在住。1972年に、長男徹之誕生。1975年に、次男政嗣誕生。長男が自閉症のため、2児を育てながら、長男の療育と、地域でのさまざまな活動に力をそそぐ。現在は、医薬品の卸会社に管理薬剤師として勤務しながら、「障害があっても地域の中で共に生きていく環境をつくろう」と、地域作業所やグループホームや地域生活支援センターを設立し、運営している
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
38
読友さんの紹介にて。まだ特別支援教育が確立されていない時期、40年以上前に明石さんが自閉症の子供を試行錯誤しながら育てていく話。偏見や誤解の多い時代に、新しい組織づくりをされたり、パワフルで行動力の凄さに圧倒されました。すごい!でもそれ以上に辛いこと、落ち込むこともあったでしょう。まずは周りの人や地域の人の理解を得ることにつきますね。人々をこんなにも変えられた明石さん、魅力的な方なんでしょうね。紹介してくれた読友さんありがとう。2018/12/22
むっちょむ
0
明石さんの、出会う人とお友達になって仲間になって、組織を作り上げていくところが読んでいて爽快。批判的だった人を応援者に変えていく、明石さんの魅力にただただ圧倒されます。本からも明石さんのパワーが伝わってきて、私もいい支援をしようと後押しされました。2012/11/23
ミカヅキカゲリ
0
バイタリティが凄い。2011/08/13
fn23
0
★★★☆☆ 熱意は見習うべき。30年前の事例。2009/08/05