内容説明
本来は五節句の料理のことですが、五節のうち、とくに年の始めが重んじられ、お節といえば正月料理のことになりました。色どりよければ栄養バランスにもかなっているはずで、重箱に美しく盛られたお節は食欲をおこし、支度かたづけも少なくてすみ、皆が楽しく心おきなく食べることができます。これこそ健康の第一であり、願わなくても一年の活力はおとずれるはずです。それぞれの地方や家々に伝わるお節があり、こうした日本の食文化を、大切にしたいものです。一年のしめくくりとはじまりに、我が家ならではの楽しいお節を演出しては、いかがでしょうか。なお十二支の動物たちがなぜえらばれ、どのように順番がきめられたかは、わかっておりません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mug
41
毎年読んでいるのは 有名な 十二支の競争のお話。 でも今年はこの絵本で🥰 お正月に食べるお節料理を作るため、 年神さまが十二の動物を選び 順番に係を決めた。 これが十二支😊 鏡餅を作る ねずみ、 材料を運ぶ うし、 重箱を選ぶ うさぎ… それぞれが、自分の役割をこなし 大晦日の夜を迎える。 静かに降り続ける雪に、 周りの音が消えたような感覚になり… 夜が明けると、お正月。 文字のない ラスト4ページに、 惹き込まれた。2022/12/31
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
40
季節外れに読みました。十二支の動物がお節料理を分担して作っていく話。版画の絵がいい味わいを出してます。今度は年度末に読みたい。2019/02/07
chiaki
38
3年生にて読み聞かせ。『十二支のはじまり』はよく知ってるけど、こちらのおはなしは知らない子も多くしめしめでした。ねずみがいっぱい描かれてるページとラストのページで何故か大爆笑が起こり、びっくりしました。年神さまにお授けするおせち料理を作るため、それぞれの干支が何らかの役割を割り振られています。自分の干支は何の役割なのかみんな興味津々。後始末の亥にかわいそうって声もちらほら。最後に「この本のほとんどのページに出てきてた動物は誰だった?」と質問してみました。気づいてた子がちゃんといてくれて安心。(6分)2019/12/20
かおりんご
36
読み聞かせ(292)年神様を迎えるため、十二支がお節料理の準備をします。子供たちの干支にあてはめて、「戌年生まれさんの仕事は、これ!」と言いながら読むと盛り上がりました。2015/01/26
おなつ
32
図書館にて。子どもが読みたがりここ10日ほど毎日読んで読んで読みまくりです。2019/01/10