感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うちこ
4
練習の予備知識のないまま毎日瞑想をしてクンダリニーが覚醒してしまった人の振り返り自伝です。本文の中の、「彼らは自分にはヨーガの心得があり、弟子たちに積極的な効験を与える能力があるといいながら、人間進化の学としてのヨーガが過去数百年全くすたれてしまっているという事実に気づいていない」という指摘が冷静だなと思いながら読みました。著者は特別な体験の前に職場環境に不満を抱いていたり、そもそも瞑想を始めるまえからの家庭の問題や、父親の生き方をなぞっていることについて目を背けずに振り返っています。2020/05/06
tekesuta
1
瞑想からクンダリニー体験を経た人物の手記。うまくいえないのだけど、精神と身体とプラスアルファみたいな要素を感じた。超越体験といえば身体が極限状態になったとか(臨死)精神が極限状態になったとか、そういう感じだったのだけど、著者はごく普通に瞑想を続けただけ。うーん、なにか気になるな。 2015/05/05
concreteseijin
1
行法を修めている間、行者は胃袋を空にしてはならない。3時間おきに軽い食事をとるべきである。2014/09/28
おにぎり
0
著者の体験談を綴った本。「座禅を続けていたら何かが覚醒して、脳内麻薬がドバドバ出まくる境地に入った! ……のはいいのだが、その麻薬の制御が利かなくなって、俺は危うく廃人になりかけた」という話。人体って不思議!/という訳で人体の不思議についての話として読めば面白いのだが、最後に「瞑想でこのように素晴らしい境地(クンダリニー覚醒)に入れるのだから、人類皆クンダリニーを活性化するべきである。そうすればこの世は私が観た境地の如くに平和になるであろう」と著者が訴え出したところで何だかひどく物悲しくなってしまった。2018/02/05