内容説明
この一冊で、劇団四季ミュージカルのすべてがわかる。きょう一日でブロードウェイとウェストエンドの通になれる。劇団四季と浅利慶太のもっとも近くにいる著者、安倍寧が、四季ブームの実体に迫り、その秘密を解き明かす。未発表のものを含む絢爛たるステージ・フォト143枚。
目次
ミュージカルの森のなかへ(『美女と野獣』は“夢と魔法の王国”からやってきた;ティム・ライス対談 わが伴走者たち(ロイド=ウェバー アラン・メンケン エルトン・ジョン)
ミュージカルの森のなかへ)ロイド・ウェバーとの邂逅(『ジーザス・クライスト=スーパースター』を生み出したふたりのイギリス人;『ジーザス』はアンドリューとティムの“ドリームコート”だ ほか)
ブロードウェイとともに歩む(永遠の“青春神話”『ウェストサイド物語』は受難のうちに誕生した;「“オペラ的な”罠」あるいは『ウェストサイド物語』の音楽的一側面 ほか)
浅利慶太のすべて(若き日の浅利慶太;光と影の詐術 浅利慶太演出『蝶々夫人』 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なゆ
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四季演劇資料館に行くことになりそうなので、劇団四季について知識を増やすために、図書館で借りて読みました。写真が多いかと思いきや、結構あいまあいまに細かい説明があります。劇団四季がミュージカルに目を向けた理由や、その背景も関係者の意見やインタビューで書かれているので、資料として価値もあると思います。ただ、もう少し体裁を読みやすいようにして、もう少し客観的な意見も盛り込む形で分析した意見もあったら、なお良かったかもしれません。2013/04/17
いきあたりばったり
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ティム・ライス、キャメロン・マッキントッシュ、ロイド・ウェバーら、ロンドンミュージカルの立役者たちについて丁寧に解説されているのがよい。ただ、製作上、仕方がないこととはいえ繰り返される四季礼讃はくどい。それをのぞけば、かなり資料として意味があると思う。 2011/01/21