目次
制御の基礎概念
線形モデルを作る
システムの要素
応答の周波数特性
フィードバック制御
システムの時間応答
制御系設計の古典的手法
状態空間法へ
システムの座標変換
システムの構造的性質
状態方程式に基づく制御系設計
状態観測と制御
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shin_ash
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データ分析が担当だが、制御の基礎的な考え方が知りたくて手にしてみた。内容的にはシステムが既知の制御の実務に対するレシピ教育の色が濃く、自分の用途には全く合わなかった。それでも、古典制御の考え方、可制御や可観測の意味や制御工学における状態空間モデルの位置付け、制御工学が中心的話題として扱っている安定性などについてなんとなくではなるが分かったような気はする。データ分析ではシステムの行列A,B,Cが不明な上に確率変数として誤差項が加わるので、制御工学の方法論が単純に転用できるわけではないことが分かった。2018/12/12