内容説明
本書は教職の心理学、あるいは学校の心理学として編成している。これまでの教育心理学は、発達、学習、適応(性格)、評価の戦後以来の4大領域、それに教育心理学の歴史あるいは教育心理学の研究方法を柱として構成されることが多かった。発達心理学も、かなり教育心理学と重複していた。本書では、そのような構成案はとらず、イジメ・不登校などの教育相談、生徒指導、偏差値輪切りによる進路指導などに対して開発・予防的な面を含めて「学校教育心理学」としている。
目次
1 子どもの発達を理解する(発達に関する規定因;道徳性の発達;ピアジェの認知発達理論 ほか)
2 教職の基礎:学習指導/学級経営(教育評価法のあゆみ;評価のゆがみ;学習意欲を引き出して育てる ほか)
3 教職の基礎:生徒指導/教育相談/進路指導(学校生活でみられる心配な行動;ホームルーム活動の技法;教育相談 ほか)
著者等紹介
大野木裕明[オオノギヒロアキ]
1980年名古屋大学大学院博士後期課程修了(教育心理学専攻)。現在、福井大学教授、教育学博士、認定キャリア・カウンセラー
二宮克美[ニノミヤカツミ]
1980年名古屋大学大学院博士後期課程修了(教育心理学専攻)。現在、愛知学院大学教授、教育学博士、学校心理士・認定心理士
宮沢秀次[ミヤザワシュウジ]
1980年名古屋大学大学院博士後期課程修了(教育心理学専攻)。現在、名古屋経済大学教授、学校心理士
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