内容説明
彼らはなぜ茫々と路上生活を続けるのか。その生きる意味とこだわりを問う。
目次
第1章 聴き書き・なぜ彼らは路上生活にこだわるのか(望郷の岸辺―隅田川に響く命の音;仏壇と共に―妻の位牌を持ち歩いて三四年;心の森深く―生ある限り服を脱がない生き方;イチョウの木の下で―日比谷公園で生きた三六年間)
第2章 「路上生活者実態調査」から(幻となった「平成11年度路上生活者実態調査」;東京の「路上生活者実態調査報告書」から見えるもの)
第3章 路上生活者問題の動向
著者等紹介
宮下忠子[ミヤシタタダコ]
1937年朝鮮大田市生まれ。大学卒業後、高校教師を経て、都立社会事業学校卒業。75年から95年まで、東京都城北福祉センターの医療相談員として勤務。元東京都精神保健センターアルコール問題家族教育プログラム講師。現在、コミュニティワーカー制度を考える会の責任者としてボランティア活動にかかわる
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