古代ローマ軍団大百科

ゴールズワーシー，エイドリアン【著】〈Ｇｌｏｄｓｗｏｒｔｈｙ，Ａｄｒｉａｎ〉/池田 裕/古畑 正富/池田 太郎【訳】

東洋書林（2005/11発売）

• サイズ A4判／ページ数 224p／高さ 27cm
• 商品コード 9784887217058
• NDC分類 232
• Cコード C0022

内容説明

その起源から、共和政時代の市民軍、元首政時代、帝政後期にいたるまでの古代ローマの軍隊を初めて詳説。ローマ帝国がおこなった主要な戦いや戦略を分析し、偉大な指揮官たちの事蹟も紹介。装備や兵舎から、食事や宗教、給与にいたるまでの日常生活を紹介。軍団組織の発展や騎兵の使用、海軍の創設も詳述。二百数十にのぼる写真や年表、地図などを駆使して、主要な作戦や戦いを具体的かつ立体的に表現。

目次

第１章　共和政ローマの軍隊（ローマ軍の起源；ポリュビオスの伝えるローマ軍団　ほか）
第２章　職業的軍隊（マリウス後のローマ軍；元首政ローマの軍隊　ほか）
第３章　ローマ兵士の生活（ローマ軍に加わる；日課　ほか）
第４章　戦う（遠征；戦闘　ほか）
第５章　帝政後期の軍隊（後期ローマ軍における変化；帝政後期における兵士と戦闘）

著者等紹介

ゴールズワーシー，エイドリアン［ゴールズワーシー，エイドリアン］［Ｇｌｏｄｓｗｏｒｔｈｙ，Ａｄｒｉａｎ］
１９６９年生まれ。オックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジに学ぶ（Ｐｈ．Ｄ．）。古代ローマ軍事史の専門家

池田裕［イケダユタカ］
１９４０年生まれ。エルサレム・ヘブライ大学大学院に学ぶ（Ｐｈ．Ｄ．）。筑波大学名誉教授、中近東文化センター学術局長、日本オリエント学会理事

古畑正富［コバタマサトミ］
１９６３年生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科、エルサレム・ヘブライ大学大学院に学ぶ。オリエント・ローマ軍事史研究（文学修士）

池田太郎［イケダタロウ］
１９８０年生まれ。青山学院大学法学部に学ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[Kouro-hou]

古代ローマ軍100%のガチ大百科。共和制から西滅亡まで、資料が無いのでよくわかりません、と言いつつ時代にそって軍隊の構成や市民権、日々の暮らし、宗教や装備を細かく紹介。とにかく当時世界で最も統率のとれていたローマ軍、普段は砦や要塞で土木工事やお勤め、風呂当番も重要。それで訓練する時間無いやと嘆いていたらしいｗ 砦跡の空撮写真や記念碑や墓碑の図解と解説、実際当時の装備を再現してみる再演隊(表紙も)の図版多数で見た目も鮮やかだが、地の文も文字小さくドみっちりで読み応え抜群。さすがお値段1万円超するだけある。

2020/05/30

[とんび]

ほとんど何もわかっていない。と前置きしておいて始まる怒涛の情報。知の破城槌に翻弄される読者。 ビジュアル的にも文章的にも、詰め込めるだけ詰め込みましたという感じのボリュームで、読了に1月かかった。 ローマは偉大なり。

2019/04/10

[すずきん]

国会図書館で流し読み。この本は素晴らしい。現代の再現写真や航空写真が豊富で、文章の説明も非常に詳細で痒い所に手が届くようにやっている。是非とも手元に欲しい、欲しいが1万4千円。うーむ…

2016/03/26

[白神 健吾]

ゼミでガリエヌス帝の騎兵軍改革という論文のレジュメを作ることになり読んだ一冊。 共和制〜帝政後期にかけてのローマ軍の武装、戦法などが詳しく載っており非常に良かった。 だが、もうすこし後期ローマ軍について載せてくれるとありがたい。

2015/06/23

[あｓｄｆ]

兵士のキャリア宗教日常業務など日々の暮らしに詳しい。会戦等の解説はローマ人の物語の方が詳しいように思える。戦争ではなく軍隊の解説に主眼を置かれた一冊ではないのか？とは思うもののこうした本はこれが初めてなので自信はないし他の本と比較してみなければ正確ではない。

2012/08/07