刀水歴史全書<br> 白人とは何か?―ホワイトネス・スタディーズ入門

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刀水歴史全書
白人とは何か?―ホワイトネス・スタディーズ入門

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  • サイズ B6判/ページ数 257,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784887083462
  • NDC分類 316.8
  • Cコード C1322

出版社内容情報

人種差別はなぜ終らない?-その根源は・・・『白人とは何か?』に!

本書第1章「白人研究に向かって」4頁より
「南アフリカではアパルトヘイトが崩壊し,アメリカ合衆国,カナダ,オーストラリアなどの国々は,イギリス系の人々,とりわけワスプWASPと呼ばれる,白人でアングロ・サクソン系のプロテスタントが主導する社会から,多文化主義社会へと移行した。それにもかかわらず,いまさらなぜ白人という人種を研究する必要があるのか。また白人性とはいったい何なのか。まずこれらの疑問に答えよう。・・・」

内容説明

「白人」を研究するなんて考えた事がありますか?白人に差別されてきた黒人や先住民などの研究は多数あるが、その差別の根源の「白人」とは何なのか…?人類学者が未開の民族を見るように「白人」を研究の俎上に載せた、日本初の白人研究の紹介。

目次

第1部 白人研究の「見取り図」(白人性の探求―白鯨を追って;白人性と世界構造―二つの白人性 ほか)
第2部 白人の形成(白色人種論とアラブ人―フランス植民知主義のまなざし;ヒムラーのアーリア人種観とその帰結―親衛隊による「血の選別」 ほか)
第3部 白人の投影(歴史としての白人像―オーストラリア先住民のオーラル・トラディション;「ドミナントな白人性」を越えて―近代日本の二つの顔 ほか)
第4部 白人性の展開(映像文化と白人性―テレビのなかの民族とイメージ;多文化主義のなかの白人性―オーストラリアの多文化主義論争から ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

57
☆5。そもそも「白人」という概念はどういうものか?ホワイトネス・スタディーズということでこの本を読んでみた。驚愕。多数の著者が書いたオムニバス本とはいいながら個々の項目では読ませるものが多い。特に『多文化主義のなかの白人性』という文章は秀逸。ただ、全体を読んだ印象としては「各項目が短すぎ」。それぞれのテーマをもう少し深掘りしてもらいたかった。だが、とにかく「白人研究」といった書物が殆ど見当たらない。一応これを手がかりに、様々な本にあたるしかなかろう。最初に読む本としては最適と言える。2020/10/14

Ted

7
旧植民地での土着化や混血が進んだ今日では、人種的に白人かどうかよりも西欧的な価値観や教育水準、ステータスを共有する「白人性」の有無の方が重要になっているが、非白人に対し白人的な価値観がさも普遍的であるかのように強要する一方、彼らがそれを修得し白人と対等になろうとすると、途端に一線を画して拒絶するところに白人の厭らしさがある。明治維新と敗戦の二度に亘る徹底的な西洋化の洗礼を受けた日本人は、白人性を有すると見做されているが、これが曲者で意識の深層にまで染み付いており、もはや意識して追い出すことも容易ではない。2011/06/13

Go Extreme

2
白人研究に向かって 白人研究の「見取り図」: 白人性の探求 白人性と世界構造 白人性と表象/ジェンダー 白人労働者階級の形成 白人の形成: 白色人種論とアラブ人 ヒムラーのアーリア人種観とその帰結 アメリカにおける白人の形成 オーストラリアにおける「白人」の創造と大英帝国 もう一つの北米社会 「白」と「茶色」の間―南アフリカにおける白人形成 白人の投影: 歴史としての白人像 宣教師たちの諸相野蛮なヨーロッパ 白人性の展開: 映像文化と白人性 多文化主義のなかの白人性 家族計画援助と白人性 死者たちの白人性2022/11/16

awe

2
すんごい面白いこれ。知らなかった話ばっか。ホワイトネススタディーズの第一人者ルース・フランケンバーグは「白人性」を3つの次元に分ける。一つ目は、構造的に優位な、人種特権の場としての次元、2つ目は世界観の次元、3つ目は無徴の文化実践としての次元である。ここで重要な含意は、この3つの次元から分かるように、「白人性」は必ずしも「白人身体」を必要とする訳ではないということである。「見えない白人性」として藤川隆男が定式化するのは、有色人種であっても「白人」たり得るという社会的現実である。わかりやすい言葉で言えば、2020/08/30

maki

0
人種の序列!ばかばかしい限りである。だが、人とはそのようなもの。史実に与えた影響は無視できない。2010/12/03

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