内容説明
看護婦さんのネットワークが長期間つづけてきた画期的作業ついてにここに成る。本書は、肉眼で見た日本の医療の実像である。全国の看護現場から具体的事例を収録。
目次
なぜ『看護酷書』をつくったか
第1部 医療の現実(病院の入院拒否、退院強要;帰りたくても帰れない;家族にのしかかる在宅医療;高齢者いじめの診療報酬制度;高い医療費に泣く)
第2部 福祉の貧困(お粗末な福祉行政;安心して利用できる施設はどこに?;誰のためにあるのか、生活保護;国民健康保険料が払えない!)
第3部 貧しさのなかですすむ健康破壊(サラ金、倒産―生活基盤の崩壊;生活苦にあえぐ患者たち;出稼ぎ労働者の悲哀)
第4部 患者を支える看護体制とは(もうクタクタです、看護婦は;それでも私たちは、患者とともにありたい)
補章 病に倒れた外国人労働者の場合