龍馬の姪 岡上菊栄の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784886297365
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

龍馬の姉乙女の子として育ち、20代から教育の世界に、40代から福祉の道を歩んで多大な功績を遺した、岡上菊栄の81年間に及ぶ生涯を追跡したノンフィクション。

目次

乙女の子育て
母二人の怪
受難
理想と棘道
教師菊栄
高知博愛園
養育実践(子らを抱き絞めて;子育て連鎖)
社会を照らす一条の光
“私人”の周辺
おばあちゃんはここぞね

著者等紹介

武井優[タケイユウ]
昭和24年生、高知県出身。東京在住。新聞社の嘱託記者、一方では雑誌記者として活躍。平成元年、子どもの社会問題の情報機関「ファームケーション21」を設立。弁護士、精神科医、作家、学者、新聞社、企業などと連携し、シンポジウムや公開対談を、平成6年まで展開する。その間、不登校、いじめ、自殺、家庭内暴力の現場を歩き、ボランティアで全国の問題のある家庭に招かれて「親と子の家族むすび」に成果を上げる
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感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

75
私は坂本龍馬のファンだが、これからは尊敬する人を問われたら「岡上菊栄」と答えよう。面白く、なおかつ感動するノンフィクションであった。先日小伝を読んだが、こちらは遺族にも取材した労作である。龍馬伝ではお馴染み乙女姉さんの娘。あの時代の人らしい苦学をした後、不惑を過ぎて児童福祉施設の園母になる。ここからが菊栄さんの真骨頂である。自分や家族の事は二の次で子供達に向き合う。しかもあの時代に体罰皆無である。どんな問題児も病気の子も抱き締める。私は泣いてしまった。龍馬より偉いかも知れない。もっと知られるべき。お薦め。2017/08/16

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