内容説明
トンボ観察の「基本書」です。基礎の基礎から、一つ一つ、ていねいに、わかりやすく、解説します。
目次
トンボに出会う
トンボのからだ
自分流の写真術
トンボ採りと標本作り
ヤゴを飼う
トンボの一生
彼らの暮らし
新発見に挑戦しよう
トンボを呼ぶ
トンボの雑学
トンボを見分ける
ヤゴ(抜け殻)を見分ける
次へのステップ
著者等紹介
新井裕[アライユタカ]
昭和23年東京生まれ。明治大学農学部卒業。埼玉県農林部の研究職員を28年勤めたあと早期退職し「NPO法人むさしの里山研究会」を設立、目下、里山保全活動に専念中。日本トンボ学会幹事
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
16
非常によくできた「入門書」。ぼやっとしたものをハッキリさせてくれる。それ以上は専門書を漁ればいい。今のところそれ以上は求めていないから、完璧と評価。トンボの種類を巻頭カラー写真で紹介。生物学的な部位や特徴、食性や棲む環境、捕り方と飼い方、トンボの文化との関わり、そして蘊蓄。ウチのタライ池に居たヤゴは、ギンヤンマのものと判明。メダカ多数犠牲に。2015/01/14
yamakujira
0
トンボ観察の入門書。巻頭のトンボの写真が美しい。トンボのことをもっと知りたくなる。 (★★★★☆)
mustang
0
非常に分かりやすい。トンボの同定は難しいので重宝する。2008/09/20
とろまつ
0
表題のとおり、トンボについて基本的なことが分かりやすく書かれている。トンボが全て肉食なこととか、地面や植物に産卵するものがいるとか、トンボにも触角があることとか、知らないことがたくさんあった。 今の時期はトンボの羽化を観察する良い季節だとか。先週抜け殻は発見したけど、成虫にはお目にかかれず。 自然観察会を開催されている方ならではの、初心者に優しい内容でした。2019/04/28
rinpei
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とある小さな虫の会で、トンボ屋のOさんが1時間トンボについて講義するというので、その前日に予習がてらにほとんど一夜漬け状態で読んだもの。検索同定に関しては読んでも面白くないので飛ばした。ところがテーマは「近隣で見られるトンボの検索同定について」だったので、役には立たなかった。それでも、この本で多くを割いているトンボの様々な生態についてはとても面白く勉強になった。もっともそれらの知識も次々と私の脳内から抜け落ち、トンボが出てくる頃にはすっかり無くなっているのだろうが・・・。 2019/01/12