内容説明
白河郡衙遺跡群は福島県白河市内の半径2kmの範囲に集中する古墳・居館・郡衙・寺院等の遺跡からなる。大化改新前後の地方豪族の動向が、古代白河郡衙である関和久遺跡群、豪族居館跡の舟田中道遺跡、幾内的特徴の横口式石槨を伴う谷地久保古墳、郡の寺院と考えられる借宿廃寺跡等によって確認でき、遺跡を点としてだけでなく線として結ぶことを可能にした。「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去、現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。
目次
1 みちのく白河
2 遺跡にかかわる人びと
3 古代白河郡
4 郡衙成立前夜の白河
5 今後検討を要する遺跡
6 遺跡群のつながり
7 遺跡群の今後と課題
著者等紹介
鈴木功[スズキイサオ]
1961年、福島県生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。現在、白河市教育委員会文化課主任主査兼文化財調査係長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。