内容説明
ある人々のことばと行いと集まりの中に見分けられる様々な事象や表現の中で、なにが「当たり前」で、他の人々には「当たり前」でないのか。日常の世界で私であることの自明性を言語相互行為から解明(解体)する。
目次
第1部 言語相互行為としての談話
第2部 日独語などに見る対面談話の組織
第3部 相互行為の枠組み設定
第4部 談話行動における論弁性
第5部 相互行為の評価概念と評価表現
第6部 「異文化間コミュニケーション」をめぐって
第7部 個在と共存・個的領域と共有領域
著者等紹介
丸井一郎[マルイイチロウ]
1950年生まれ。1976年九州大学大学院文学研究科博士課程退学。同年以降愛媛大学教員として勤務。1995年より高知大学人文学部教員。ドイツ学術交流会及びフンボルト財団の給費でドイツに研究滞在(1979~1980:ボン・デュッセルドルフ、1991~1992:マンハイム)。ドイツ語圏をフィールドとした言語相互行為研究を発展させ、生活世界の相互行為的構成原理を解明することが目下の課題。副次的な研究課題は飲食文化・行動を中心とした対照社会文化誌。国際語用論学会(IPrA)会員、日本独文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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