エスニシティ“創生”と国民国家ベトナム―中越国境地域タイー族・ヌン族の近代

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  • サイズ A5判/ページ数 329p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883031214
  • NDC分類 316.823
  • Cコード C1022

内容説明

タイー族・ヌン族はいかに少数「民族」となり、ベトナム「国民」となっていったのか。国民国家との相互関係のなかで、分離にも吸収にも向かわないエスニシティのあり様を歴史的に明らかにする。

目次

序論
第1部 王朝・植民地支配期の“トー”・“ヌン”
第2部 革命運動とタイー族・ヌン族の貢献
第3部 土地政策と土地所有
第4部 教育の変遷
第5部 中国との関係
結論
附論 中部高原のタイー族・ヌン族―1954年移住組

著者等紹介

伊藤正子[イトウマサコ]
1964年広島市生まれ。1988年東京大学文学部卒業。毎日新聞社勤務を経て、1993年ANU(オーストラリア国立大学)東南アジア研究Graduate Diploma号取得、2000年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得修了、2003年博士(学術)取得。現在、大東文化大学国際関係学部専任講師
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