内容説明
46歳で聴覚を失ったゴヤは、70代半ばから俄然、自邸“聾の家”を飾る『黒い絵』連作を描き出した。暗く渦巻き奔騰する作品内面のドラマを読み解きつつ、ゴヤと通底する東西の絵画・文学を渉猟する。
目次
序説(ゴヤ略伝風年譜;“聾の家”;ゴヤの病因―鉛中毒説と梅毒説)
『黒い絵』(一階食堂の絵;二階サロンの絵;『黒い絵』流転)
著者等紹介
小山田義文[オヤマダヨシフミ]
1923年、福岡県生まれ。東京外国語大学卒業。中央大学名誉教授。専攻は英語、文学
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