内容説明
フランスや日本の官僚制がウェーバー的な組織構造を体現した閉鎖的な形態であるのに対し、アメリカやイギリスの官僚制はウェーバー的な要素が比較的弱く、開放的な形態である。その違いの原因を組織志向と専門志向という形で理論的に解明しようとしたのが、本書である。
目次
第1部 偶発的問題としての官僚制構造(組織理論と官僚制構造;政治的不確実性、リーダーシップの継承、および行政の形態;不確実性の戦略)
第2部 高い不確実性下の戦略(フランス;日本)
第3部 低い不確実性の戦略(アメリカ合衆国;イギリス)