横笛の魅力 (改訂新版)

横笛の魅力 (改訂新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 219p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784882932260
  • NDC分類 768.16
  • Cコード C0073

内容説明

宝山左衛門(六世福原百之助)傘寿の芸談。野球大好き少年の江戸っ子“英ちゃん”が、名人の父・五代目百之助から六代目を引継ぎ父子二代の研究で、篠笛は世界に通じる現代楽器に成長していく…。“芸に遊ぶ”とはどういう心境か?80歳にしてはじめて見えてきた芸道の奥を解き明かす改訂新版。

目次

序章 鎮魂の祈りをこめて―雪の日のわが心象風景
第1章 師匠は父の五代目百之助―見様見真似の修業時代
第2章 若き日の出会いと試練―「国光会」、五線譜のことなど
第3章 笛吹く心の拠りどころ―吹くほどにいや増す醍醐味
第4章 篠笛という楽器の種々相―横笛ならではの姿と調べ
第5章 笛の魅力、邦楽の魅力―日本伝統文化の一原点
終章 芸の年輪―年齢と経験で解ること

著者等紹介

宝山左衛門[タカラサンザエモン]
1922年東京市芝区宇田川町に生まれる。本名若林英次。1928年父・五世福原百之助より福原流小鼓、太鼓の指導を受ける。1930年五世福原百之助「篠笛会」を結成。1935年父考案の「篠笛音譜」を改良、完成。1945年日本で初めての笛だけの独奏曲を作曲、発表。1946年在来の篠笛の音程を調整した改良笛を製作。1958年芸術祭奨励賞を受賞。1959年芸術祭奨励賞を受賞。1963年東京芸術大学講師に就任。1964年福原英次改め六代目福原百之助を襲名。1965年芸術祭奨励賞を受賞。1968年国立劇場俳優養成所講師に就任。1973年第一回リサイタル開催。1975年芸術祭優秀賞を受賞。1977年芸術祭大賞を受賞。1979年芸術祭優秀賞を受賞。1980年モービル音楽賞を受賞。1981年長唄協会理事に就任。1982年芸術選奨文部大臣賞を受賞。1983年東京芸術大学客員教授に就任。紫綬褒章を受章。1992年歌舞伎囃子方の名跡、四世宗家宝山左衛門を襲名。1993年重要無形文化財保持者に認定される。勲四等旭日小綬章を受章。2002年宝山左衛門傘寿「笛の会」を開催
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