吸油性材料の開発

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吸油性材料の開発

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  • サイズ A5判/ページ数 178p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784882310808
  • NDC分類 571.5
  • Cコード C3043

出版社内容情報

 執筆者一覧
   (所属は1991年5月時点)

村上謙吉   帝京大学 理学部;東北大学名誉教授
佐藤悌治   水澤化学工業(株) 研究開発本部
阿部 潔   水澤化学工業(株) 研究開発本部
岩元庸一郎 カクイ(株) オイルキャッチャー事業部
堀内照夫   ライオン(株) 第1開発研究室
小林稔明   新日本理化(株) 研究所
本山博章   タイホー工業(株) 研究所
岸本宏司   (株)ネオス 中央研究所
伝田郁夫   スリーエム薬品(株) 安全衛生製品部
山田敬二   第一製薬(株) 開発研究所
黒田 稔    第一製薬(株) 開発研究所
     (現) 第一製薬(株) 製品情報センター


   構成および内容

第1章 吸油(非水溶液)の原理とその構造
-主としてポリマーに対しての構造変化と物性変化-     村上謙吉
1 緒論
2 ポリマーの架橋構造
 2.1 物理的架橋
  2.1.1  絡み合い架橋
  2.1.2  吸着架橋(フィラー混入の場合)
 2.2 化学的架橋
  2.2.1  イオン架橋
  2.2.2  交換架橋
  2.2.3  一次架橋
3 一次架橋構造とその物性に関する最近の研究-幽霊架橋と実質架橋との比較-

第2章 吸油性材料の開発
1 無機系
 1.1 クレー                              佐藤悌治
  1.1.1  はじめに
  1.1.2  原料クレー
  1.1.3  クレーの吸油性
  1.1.4  クレー系吸油性材料の開発
   (1) 天然クレー粉体
   (2) 活性白土
   (3) 合成粘土
   (4) 有機-スメクタイト
   (5) 粘度多孔体
   (6) その他 
  1.1.5 おわりに
 1.2 非晶質シリカ                          阿部 潔
  1.2.1  はじめに
  1.2.2  高吸油性シリカの種類とその物性
  1.2.3  高吸油性シリカの応用
   (1) 新聞紙軽量化用填剤
   (2) 感熱紙用填剤
   (3) インクジェット記録紙用填剤
   (4) つや消し剤
  1.2.4  おわりに
2 天然系吸油性材料-カポック繊維               岩元庸一郎
 2.1 天然系油吸着材
 2.2 カポック繊維の特徴
 2.3 吸着性能
  2.3.1  カポック繊維の吸着性能
  2.3.2  カクイオイルチャッチャー
  2.3.3  透水性オイルチャッチャー
 2.4 現状と展望
3 有機系吸油性材料
 3.1 金属石けん類-有機溶媒における金属石けんのゲル化能について     堀内照夫
  3.1.1  はじめに
  3.1.2  金属石けんの合成並びにその性状
   (1) 溶融法
   (2) 複分解法
   (3) 金属石けんの性状
  3.1.3  有機溶媒に対する金属石けん溶融挙動
   (1) 各種有機溶媒に対するステアリン酸金属石けんの溶解性
   (2) 溶解度
   (3) 溶解パラメーター
  3.1.4  アルミニウム石けんのゲル化能
   (1) アルミニウムグリースの性状
   (2) アルミニウム石けんのSt/Al比と増稠作用
   (3) 解膠剤
  3.1.5  含金属界面活性剤のゲル化能
  3.1.6  おわりに
 3.2 ベンジリデンソルビトール                    小林稔明
  3.2.1  はじめに
  3.2.2  ベンジリデンソルビトールの化学構造と立体構造
  3.2.3  ゲル化剤/有機低分子化合物系のゾルーゲル転移とゲル形成
  3.2.4  ゲル化剤/高分子系のゾルーゲル転移とゲル形成
  3.2.5  ゾルーゲル転移の応用
  3.2.6  おわりに
 3.3 固化型油吸着材                         本山博章
  3.3.1  はじめに
  3.3.2  油吸着材
  3.3.3  固化型油吸着材
  3.3.4  固化型油吸着材の種類について
   (1) スチレンブロックポリマーと1,3-ブタジエンブロックポリマーからなるブロック共重合体
   (2) ノルボルネンポリマー
   (3) スルホン化エチレン-プロピレンターポリマー
 3.4 油処理剤                              岸本宏司
  3.4.1  はじめに
  3.4.2  海上流出油対策
  3.4.3  油吸着材
   (1) 有効性の確認
   (2) 油吸着マットの投入
   (3) 油吸着マットの回収
   (4) 油吸着マットの焼却
  3.4.4  油ゲル化剤
   (1) 概要
   (2) 流出油のゲル化方法
   (3) 流出油のゲル化結果
   (4) ゲル化油の回収方法
   (5) ゲル化油の回収結果
  3.4.5  おわりに
 3.5 液体吸収材                            伝田郁夫
  3.5.1  はじめに
  3.5.2  油吸着材-3Mパワーソープの概要-
   (1) オイルソーベント
   (2) ユニバーサルソーベント
  3.5.3  現状と将来
 3.6 医薬品素材                            山田敬二、黒田 稔
  3.6.1  はじめに
  3.6.2  医薬品の用量
  3.6.3  医薬品の剤形
  3.6.4  医薬品の溶解性
  3.6.5  油溶性医薬品の製剤化
   (1) 経口製剤
   (2) 経皮製剤
   (3) 注射剤
  3.6.6  おわりに

第3章 吸油性材料の応用と製品                 シーエムシー編集部
1 吸油性材料
 1.1 はじめに
 1.2 メーカーと需要動向
 1.3 生産動向
2 不織布系吸油性材料
 2.1 タフネルオイルブロッター(三井石油化学工業)
  2.1.1  製品概要
  2.1.2  マット状タイプの特長
  2.1.3  リボン状タイプの特長
  2.1.4  リボン状を使った濾過層の設計
  2.1.5  リボン状タンク濾過方式
 2.2 東レウォセップ(昭和工業)
 2.3 ハイセパーレ(チッソ)
  2.3.1 ハイセパーレダッシュL
 2.4 テイジンオルソーブ(ユニセル)
 2.5 レオマット(住友化学工業)
 2.6 カクイオイルキャッチャー(カクイ)
  2.6.1 オイルパック
 2.7 オイルクリーン(最上電機)
 2.8 パワーソーブ(スリーエム薬品)
  2.8.1  製品概要
  2.8.2  オイルソーベントの特長
  2.8.3  オイル吸収シートの製品概要
 2.9 アクアブルーケアシステム(ホーネンコーポレーション、高島、オルガノ、王子製袋、カクイ、カネヨ石鹸、第一機材、中和機工)
  2.9.1  概要
  2.9.2  特徴
  2.9.3  内容
3 固化型油吸着材
 3.1 オイロック(タイホー工業)
  3.1.1  製品概要
  3.1.2  規格
4 油処理剤
 4.1 ジェリーロック(ネオス)
  4.1.1  製品概要
  4.1.2  流出油のゲル化・回収法
 4.2 ジェットゲルSG-100(新日本理化)
  4.2.1  特長
  4.2.2  性状と安全性
  4.2.3  散布から回収方法
  4.2.4  ゲル化試験結果
  4.2.5  ゲル化剤使用マニュアル
  4.2.6  ゲル化剤の応用
  4.2.7  取り扱い上の注意事項
  4.2.8  荷姿
5 ワイパー
 5.1 はじめに
 5.2 工業用ワイパーの用途
 5.3 業務用ワイパー
 5.4 工業用、業務用ワイパーの市場
 5.5 各社のワイパー製品
  5.5.1  クルー、キムテックス、他(十條キンバリー)
  5.5.2  ベンコット(旭化成工業)
  5.5.3  クラレックス(クラレ)               

内容説明

本書は、吸油性材料について、その原理、素材の開発、応用製品の開発をテーマに一冊の情報として編集。素材は無機系として、クレー、非晶質シリカ、天然繊維として、カポック繊維、有機系として金属石けん類、ベンジリデンソルビトールなどを取り上げ、応用製品として、不織布系の吸油性材料、油処理剤からワイパーまで網羅。

目次

第1章 吸油(非水溶液)の原理とその構造―主としてポリマーに対しての構造変化と物性変化(ポリマーの架橋構造;一次架橋構造とその物性に関する最近の研究―幽霊架橋と実質架橋との比較)
第2章 吸油性材料の開発(無機系;天然系吸油性材料―カポック繊維;有機系吸油性材料 ほか)
第3章 吸油性材料の応用と製品(吸油性材料;不織布系吸油性材料;固化型油吸着材 ほか)

著者等紹介

阿部潔[アベキヨシ]
水沢化学工業(株)研究開発本部

岩元庸一郎[イワモトヨウイチロウ]
カクイ(株)オイルキャチャー事業部

佐藤悌治[サトウテイジ]
水沢化学工業(株)研究開発本部

小林稔明[コバヤシトシアキ]
新日本理化(株)研究所

堀内照夫[ホリウチテルオ]
ライオン(株)第1開発研究室
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。