「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」ブックレット<br> 厚生省『予防接種と子どもの健康』攻略本 - テーマ予防接種 (改訂版)

「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」ブックレット
厚生省『予防接種と子どもの健康』攻略本 - テーマ予防接種 (改訂版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 64p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784880493008
  • NDC分類 493.82
  • Cコード C0347

出版社内容情報

予防接種が変わった。保健所などで配られる厚生省パンフ、うのみにするのはちょっと待って。受ける側の立場から内容を徹底チェック。

■この本の使いかた 4

■「受ける側」と「受けさせる側」との考え方のちがい 5


はじめに 6

1.〔必要と思う〕予防接種〔だけ〕を受けましょう 8

2.予防接種(ワクチン)とは 10

3.予防接種の対象となる病気と予防接種による副反応 12

ポリオ/ジフテリア/百日せき/破傷風/麻しん(はしか)/風しん/日本脳炎/結核

4.予防接種の種類と特徴 34

5.予防接種の有効性 38

6.接種対象年齢 40

7.予防接種を受けに行く前に 44

一般的注意/予防接種を受けることができない人/予防接種を受けるに際し、お医者さんとよく相談しなくてはならない人/予防接種を受けた後の一般的注意事項

8.その他 52

実施時期および通知について/実施の時期/標準的な年齢がすぎたら/副反応がおこった場合

■コラム/予防接種、わが家の場合 47

■コラム/予防接種、わたしの判断 49

■資料/小児感染症の年齢別死亡者・患者統計 56

■資料/予防接種健康被害認定状況 58

■「予防」から身を守らねばならない矛盾 栗原敦(MMR被害児を救援する会会員) 60



受ける側と受けさせる側との考えかたのちがい

 たとえば10万人に1人の死亡事故が起こるワクチンだと、接種する側からすれば、0.00001%の事故発生率というでしょう。
 しかし、事故にあった子どもにとっては、100%の発生率です。死亡や重篤な後遺障害は少ないですが、40度の発熱で入院するケースは比較的ひんぱんに起こっています。ワクチンさえ接種しなければ、このような病気にかからなかったでしょうし、そのワクチンの目的とする感染症にかかるかどうかも、巻末に表(56ページ、小児感染症の年齢別死亡者・患者統計)のとおり、はなはだ疑わしい流行状況です。
 そもそも「病気にかからないように」といって接種したワクチンで病気にされるのでは、契約違反です。ダイニングキッチンのリフォームを頼んだら、家を壊されたといったようなことです。
 この表に示された子どもさんはお気の毒ですが、それは自然災害です。しかし、予防接種の被害は、国家や他人によってなされる加害行為です。根本的に質がちがいます。
 法的にも医師は病気治療中にやむなく患者の身体に害を与えることは許されていますが、健康な人間を殺したり、病気にしたりする行為は、一般的には認めら