保育所への企業参入―どこが問題か

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  • サイズ A5判/ページ数 124p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784880373294
  • NDC分類 369.42
  • Cコード C0036

内容説明

いったい企業が経営する保育所とはどのようなものなのか、企業の参入を進めながら公的な保育制度を維持することができるのか、そもそもなぜ企業の保育所は運営費が安いのか、保育に競争原理を持ち込めば保護者の選択肢が拡大するのか、本書では、こういった疑問にこたえました。保育所を経営する企業、企業が経営する保育所を訪問、調査。企業保育が中心の国、アメリカの保育事情も調査しました。

目次

第1章 企業が経営する保育所(初めて株式会社が認可保育所を経営;ピジョンが経営する保育所 ほか)
第2章 公的保育制度、変質への道筋(公的保育制度の変質とは何か;児童福祉法の改正と各種の規制緩和 ほか)
第3章 コスト論を考える(コスト論とは何か;なぜコスト差がでるのか ほか)
第4章 ニーズ論を考える(ニーズ論とは何か;市場原理とは何か ほか)
第5章 今、何が必要か(公立保育で待機児はすぐに解消できる;柔軟な対応の原則 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takao

1
2001年4月5日発行(2001年6月20日、第2刷)。三女が保育園に通い始めた頃(1歳7ヶ月)の出版。保育運動に保護者として関わっていたこの頃買い求めたもの。本書では、まだ企業参入は解禁されたが、実際に参入する企業が少ないことが述べられている。株式会社が保育で利潤を上げるにはまだ高いハードルがあったことを再認識した。保育料の自由設定、運営費の使途の自由化(流用?)、利用者との直接契約などだ。本書出版から20年近く経過し、これらのハードルはどうなった? そのあとの保育の歴史、最新事情も読んでみたい。2020/05/06

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