森鴎外の『うた日記』

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879958389
  • NDC分類 911
  • Cコード C1095

内容説明

森鴎外の生誕から150年。その間に、世界は大きく動揺し、激しく変貌した…軍医部長として日露戦争に従軍した鴎外の詩歌句集日記をつぶさにたどることで、私たちは、私たちの「今」と鴎外の「今」を問い直すことができるのではないだろうか。詩・短歌・俳句で書かれた軍旅の日記を読み解く。

目次

『うた日記』と阿修羅像
佐藤春夫と鴎外
森軍医監の仕事
『うた日記』という奇書
巧緻な「自題」
全注釈のもつリスクについて
「いもの苗」と満州というところ
詩と歌と句との関係
日露戦争銃後のうた
「第二軍」という軍歌について〔ほか〕

著者等紹介

岡井隆[オカイタカシ]
1928年生れ。歌人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

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15-151 『未来』連載を書籍化。軍医部長として日露戦争に従軍した森鴎外の、戦陣日記のかたちをとった詩歌句集「うた日記」。それをつぶさに読み解くことで、鴎外が生きた時代の諸相に迫る。ロシア軍にとって日本軍の攻撃は大したことではなかったが、馬賊からの射撃を受けた。馬賊は日本人が戦闘指導していた。終戦までロシア軍を悩ますことになった。南山及びトレチャコフが前哨するよう計画していた金州城付近の防衛基地には旅順から上級将校が赴任していた。正規の軍服を着用していない馬賊の攻撃にロシア軍は悩んでいた。2012/03/18

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