内容説明
93歳までつづく「愛」の人生と音楽。『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の音楽家との出会い、さらに著書は、「キューバ音楽揺籃の地」といわれるサンティアゴ・デ・クーバにまで誘われることになる。実際のキューバ、そして実際に会ったキューバの音楽家たちが与えてくれたものは、著者をこのうえなく幸せにした。人に何かを与える音楽家といえども、会っただけでこれほど心豊かにしてくれる人たち、また音楽の現場を、ほかに知らない。その余韻はいまだに長く尾を引いて、心に留まっている。その大きさと深さをどのくらい伝えられるのだろうか。今、著書は、そのあまりの豊かさの前に、立ちつくしてしまいそうだ。
目次
第1章 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ―ライフ・ストーリーと素顔
第2章 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ探訪
第3章 キューバ音楽揺籃の地とトロバドール
第4章 ハバナの若手は今
第5章 サンテリーアの画家たち
第6章 キューバ70年の歴史を見た男―マフィアから革命へ