内容説明
この本は、著者の修士論文をもとに、きのこ会の四十年間の歩みと、家族の生活史を書いています。
目次
第1章 もっとも若い被爆者たち
第2章 原爆症と認められるまで
第3章 「きのこ会」十五年間の歩み
第4章 二十歳をこえた子どもたち
第5章 支える人びと
第6章 消えゆく灯をつないで
第7章 長女・陽子とその家族
第8章 五男・浩二とその家族
エピローグ きのこ会が遺したもの
著者等紹介
斉藤とも子[サイトウトモコ]
1961年、神戸市生まれ。1976年、NHK少年ドラマ「明日への追跡」でデビュー。その後、学園ドラマ、映画、NHK教育「若い広場」のマイブックコーナーで、作家から人生で出会った四冊の本についての話をきく仕事などをする。1978年、都立代々木高校を二年で中退。1995年阪神淡路大震災直後、ドキュメンタリー番組で、タイのスラムで生活する人びとや山岳民族を訪ねる。これが転機となり、大検を受けて独学で大学をめざす。1999年、東洋大学社会学部社会福祉学科に合格。この年から三年間、「父と暮せば」(井上ひさし作、こまつ座)の被爆した娘・美津江を演じる。2001年ロシア公演。2003年、社会福祉士取得。東洋大学大学院に進み、原爆小頭症の親子の会「きのこ会」に出会う。2005年、東洋大学大学院修士課程修了
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