内容説明
頭のよさは遺伝によって決まるのか?勉強はなんのためにするのか?キレる脳はどのようになっているか?子供の脳の発達を科学で解明し子育てについての悩みに答える。
目次
頭のよさは遺伝によって決まるのか―脳の発達は育てられ方によって左右される
早期のケアは子供の脳をどのように変えるか―愛情のある接触が脳の発達をうながす
脳と心はどのような関係にあるのか―心は脳の働きであり、感情は考え方で変わる
勉強はなんのためにするのか―目的をもった勉強は脳細胞を変える
甘えは脳のどのような仕組みによるのか―甘えは生存にも匹敵する本能である
感情はどのようにして生まれるのか―感情は心によぎる一瞬の考えで決まる
自分への自信のなさはどうして生まれるか―ゆがんだ考えがうつを生み、自信を失わせる
親のゆがめられた考えはなにをもたらすか―子供に不安を与え、自尊感を傷つける
親のうつは子供をうつにするか―親の明るい考え方が子供の心を癒す
子供が本来もつ多動性がなぜ障害になるか―欲求の異常な束縛がADHDを引き起こす
キレる脳はどのようになっているか―自分に自信がないと心の抑圧、無意識の暴力に
男と女の違いはどのように生じるのか―優れた遺伝子を残そうとする脳の仕組みから
子供になにを食べさせたらよいのか―脳はブドウ糖なしでは一瞬も働けない
子供のしつけはどうあるべきか―叱る時はいつも子供の味方だと分かるように
著者等紹介
高田明和[タカダアキカズ]
1935年静岡県生まれ。慶応義塾大学医学部大学院修了。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学第二生理学教授を経て、現在、浜松医科大学名誉教授。日本生理学会、臨床血液学会などの評議員。著書多数。テレビやラジオでの分かりやすい解説が好評である
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