変異するダーウィニズム―進化論と社会

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  • サイズ A5判/ページ数 650p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784876986217
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C3030

内容説明

「ダーウィン革命」は、人文・社会科学にどのような影響をおよぼしたか。『種の起原』以来1世紀半、そのインパクトはなお今日まで及んでいる。初期の論争から現在に至るまで、ダーウィニズムの軌跡を検証する。

目次

ダーウィニズムと人文・社会科学
1 概念と論争(ダーウィンを消した女―クレマンス・ロワイエと仏訳『種の起原』;カプセルのなかの科学―スペンサー・ヴァイスマン論争 ほか)
2 進化論から見た社会(闘争する社会―ルドヴィク・グンプロヴィチの社会学体系;『動物社会』と進化論―アルフレッド・エスピナスをめぐって ほか)
3 人種と優生学(人口とその徴候―優生学批判のために;アメリカ人類学にみる進化論と人種 ほか)
4 ダーウィニズムの現在(「ダーウィン革命」とは何であったか;必然としての「進化の操作」―現代社会における人と自然の行方を考える ほか)

著者等紹介

阪上孝[サカガミタカシ]
中部大学中部高等学術研究所教授・京都大学名誉教授。1939年神戸市生まれ。1966年京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。1966年京都大学人文科学研究所助手。1973年大阪市立大学経済学部講師。1976年京都大学人文科学研究所助教授。1988年京都大学人文科学研究所教授。2003年より現職
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