さらば必殺！―裏稼業の凄い奴ら

暗闇集団“観音長屋”【著】

カザン（1996/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 315p／高さ 19cm
• 商品コード 9784876892150
• NDC分類 778.8
• Cコード C0076

内容説明

「必殺シリーズ」のすべてがわかるマニア本の決定版。

目次

第１章　“仕置人”念仏の鉄…！―中村主水が“影法師”と歩んだ軌跡
第２章　殺し屋が最期に見る夢…？―必殺における最終回の持つ意味についての考察
第３章　必殺の殊勝な信条…！？―あるいは必殺はいかにしてシリーズと呼ばれるようになったか
第４章　自由者（必殺仕置人）中村主水らが目指したものは何か…？―必殺シリーズ第２弾「必殺仕置人」論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[c]

マニアの繰り言が本当に繰り返しになったシリーズ二冊目。というのも「必殺！主水死す」公開に便乗しての刊行だからで、著者たちが必殺に対する思いの丈を「前著で出し切った」と書いている通り、内容も同工異曲である。ただ、イラストはキモイが味があって前作より良くなっていると思うし、必殺を象徴するパラパ～♪というトランペットのフレーズが「アランフェス協奏曲」からの流用であり、「仕置人」の殺しのテーマが「夕陽のガンマン」のパクリだと知れたのもこの本からだ。お陰で、必殺からジャズやマカロニウェスタンも好きになってしまった。

2014/02/28