ウンコ・シッコの介護学

ウンコ・シッコの介護学

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  • サイズ A5判/ページ数 204p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784876721702
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

出版社内容情報





第1部 排泄ケア―前夜
 第一章◎オムツが当たり前だった時代
  第二章◎なぜ介護が必要になったのか
  第三章◎介護が安静看護から自立し始めた
第2部 後始末から排泄ケアへ
  第一章◎排泄ケアの夜明け
  第二章◎排泄ケアのアセスメント
第3部 生理学的排泄ケア
  第一章◎尿意、便意は回復する
  第二章◎オムツにしないための環境アセスメント
  第三章◎自然排便の生理学的根拠
第4部 市民的人間観から介護の人間観へ
  第一章◎ウンコ・シッコを人間観の基本に
  第二章◎意識の高さより無意識の豊かさ
 オムツ外し学会に集まろう ーあとがきに代えてー


排泄ケアこそ尊厳を守るケアだ!
「オムツ交換」という後始末から、
生理学に基づく「排泄ケア」へ。
「ウンコ・シッコ」から介護の人間観を問い直す。



内容説明

「ウンコ・シッコ」から介護の人間観を問い直す。排泄ケアこそ尊厳を守るケアだ!「オムツ交換」という後始末から、生理学に基づく「排泄ケア」へ。

目次

第1部 排泄ケア―前夜(オムツが当たり前だった時代;なぜ介護が必要になったのか;介護が安静看護から自立し始めた)
第2部 後始末から排泄ケアへ(排泄ケアの夜明け;排泄ケアのアセスメント)
第3部 生理学的排泄ケア(尿意、便意は回復する;オムツにしないための環境アセスメント;自然排便の生理学的根拠)
第4部 市民的人間観から介護の人間観へ(ウンコ・シッコを人間観の基本に;意識の高さより無意識の豊かさ)
オムツ外し学会に集まろう―あとがきに代えて

著者等紹介

三好春樹[ミヨシハルキ]
1950年、広島県生まれ。1974年から特別養護老人ホームの生活指導員となる。その後、九州リハビリテーション大学校に入学。資格取得後、再び元の特養にPTとして勤務。1985年に退職し、「生活とリハビリ研究所」が全国各地で開催されており、1年に150本もの講演をこなしている。また、個人編集の生活リハビリの情報誌『Bricolage(ブリコラージュ)』を発行している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koji Takahashi

8
講演を本にしたものらしく、とてもテンポ良く読めました。 介護職として「ウンコ シッコ」はとても重要なこと。 踏ん張るのを手伝う、出たことを共に喜ぶ…なんて人間らしいことか! オムツは確かに使いたくないですねぇ。 尿漏れパッドなら「お守りだからね」と言って使ってもらいやすいけど… 最期までトイレで踏ん張れる人生を一人でも多くの人が送れますように!2016/06/20

Koji Takahashi

4
【経験値で語る人を信用する】 「人間の尊厳を〜」 実際に経験したことで語る人の言葉か? ウンコ、シッコに塗れたことがあるか? 経験が無ければそれはただの「能書き」 私は「能書き垂れ」を信用しない。 三好春樹氏の「経験値」が満載のこの書から感じること… 老いはオーダーメイド 認知症はオーダーメイド そして介護はオーダーメイド それぞれの人を 観察し、話しを聴いて、 何を欲しているのか 何が困っているのか を知り、どう寄り添うか 「隣に並んで座る」ように寄り添う。 そんな人間であり続けたい。2018/10/24

saseri

4
介護には携わっていないのですが、興味深く読みました。コミュニケーションよりは排泄ケアをしっかりする方が、老人の人権を守ることになる。既存の介護というのは、所詮は健常者が考えたことであって、老人に合わせて考えた方が良い。こういう観点に、今まで全く自分は無頓着だったんだなあ、と思います。2015/04/08

shino

4
尿意・便意がないのではなく、諦めているだけなんじゃないのか、というあたりが、ぐっさりきました。看護職の方にも読んで欲しいです。

みやもと

3
排泄ケアをおろそかにして、コミュニケーションを頑張ろうとは何ぞや。ということがいっぱい書いてありました。2012/11/06

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