開文社叢書<br> 犬とイギリス人―一つの国民性論

開文社叢書
犬とイギリス人―一つの国民性論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 139p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784875716501
  • NDC分類 645.6

内容説明

イギリス人がとくに犬に示す特別な態度の中に、イギリス人の意識構造の一端を探ろうとする、異色の国民性論。英語のdogという語の内包的、含蓄的意味を追求するエンプソンの論文「英語の犬」、イギリス人の動物、食物、言語についての禁忌を剔抉するエドマンド・リーチの人類学論文などを梃子に、動物と人間の関係の仕方が、人間の存在様式の深層構造を照射しているさまを浮き彫りにし、あわせて、最先進近代国家イギリスを、「野性の思考」の論理で考察の対象とする。

目次

第1章 犬とイギリス人
第2章 英語のdogについての“意味論的”紹介
第3章 「聖犬」についての“人類学的”瞥見
参考文献 エンプソン論文「英語の犬」