出版社内容情報
豊かで奥深い生物多様性からの恵み。日常と深く関わるテーマで、生物の面白さや持続的なくらし方を考える、書き下ろし科学エッセイ。医薬創生を支える微生物の力、ヤモリの足やハスの葉の機能から学び活かす技術バイオミメティクス、日本の伝統色にみる多彩な生き物たち……。生物多様性からの恵みは、これほどまでに豊かで奥深い。
日常との関わりが深いテーマを厳選し、生物の面白さや持続的なくらし方を考える。『生物多様性のしくみを解く』の著者による、さらに身近な自然科学エッセイ、書き下ろし!
第1章 多くの医薬品は生物多様性の恩恵
◇大村智博士が解く微生物の力
◇微生物からのご利益は無限
第2章 「食」から見る生物多様性
◇豊かな魚食材があるくらし
◇野菜、果物、穀物の歴史とともにある
◇野菜や果物を支える虫たち
第3章 健康な生活と生物多様性
◇体の健康と微生物の関係
◇自然と人のほどよい距離
第4章 生物に学ぶテクノロジー
◇バイオミメティクスとは?
◇生物から学ぶ無限の可能性
第5章 日本の文化と生物多様性
◇気候、地形がもたらすもの
◇歳時記にみる生物
◇季語の多くをしめる生物
◇日本の伝統色と生物
第6章 生物多様性から未来を望む
◇もはや坂の上に「雲」はない
◇トレードオフ解消のための政策を
◇革新的な技術開発があり得る
◇価値観の転換
◇教育について思うこと
宮下 直[ミヤシタタダシ]
1961年長野県飯田市生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科政権システム学専攻教授。日本蜘蛛学会会長。日本各地の生態系や生息地のネットワークを科学的に検証しつつ、その成果を生物好きの一般読者にも解りやすく伝えている。
内容説明
微生物の力、花粉症対策、バナナの危機、ハスの葉やクモ糸からの技術、色の名前、森と認証マーク、市井のナチュラリスト…私たちは多様な生き物と共にくらしている。心を満たす持続可能な価値観の提案を、多様な生き物のエピソードをまじえて綴る。
目次
第1章 多くの医薬品は生物多様性の恩恵
第2章 「食」から見る生物多様性
第3章 健康な生活と生物多様性
第4章 生物に学ぶテクノロジー
第5章 日本の文化と生物多様性
第6章 生物多様性から未来を望む
著者等紹介
宮下直[ミヤシタタダシ]
1961年長野県生まれ。85年に東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻教授(農学博士)。日本蜘蛛学会の会長(2012年から)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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