ライプニッツの普遍計画 - バロックの天才の生涯

ライプニッツの普遍計画 - バロックの天才の生涯

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  • サイズ A5判/ページ数 534p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784875021636
  • NDC分類 134.1
  • Cコード C1023

出版社内容情報

17世紀のドイツの哲学者にして数学者。歴史学、神学に通じ、政治家、外交官としても活躍した天才の生涯を丹念に描く。微積分の発見、二進法の考案、計算器の発明と多彩な業績も紹介。

■目次より
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まえがき
0 社会的・政治的・思想的背景
1 幼年時代から青年時代へ 1646-1667
 ◎幼年時代における知的な目覚め◎大学における修学◎『結合法論』
 ◎法学博士号取得・卒業
2 政界および学界への第一歩 1667-1672
 ◎ポーランド計画◎神学的・哲学的研究◎トマジウス宛ての書簡
 ◎ボイネブルクの委嘱◎ニゾリウスの復刊◎運動についての論考
 ◎ヨハン・フリードリッヒに宛てた書簡 ◎シュトラスブルク訪問
 ◎エジプト計画
3 パリ 1672-1676
 ◎パリの学者たちとの最初の出会い◎ロンドン訪問◎ふたたびパリに
 ◎親族との関係◎数学の集中的研究◎不安定な身分と争いの種子
 ◎チルンハウスとの交友◎微積分学の発見◎パリにおける最後の月日
 ◎ロンドン再訪◎ハノーヴァーへの旅
4 ヨハン・フリードリッヒ公のハノーヴァー 1676-1679
 ◎ハノーヴァーにおける最初の出会い◎モラヌスとエックハルト
 ◎化学への新たな関心◎ニュートンからの第二の書簡
 ◎スピノザの『エティカ』をめぐって◎マルティン・フォーゲルの蔵書
 ◎君主への献策◎ハルツ計画◎エリーザベトとマールブランシュ
 ◎普遍的記号法をめぐって◎『カトリックの論証』をめぐる新たな構想
5 エルンスト・アウグスト公のハノーヴァー 1680-1687
 ◎相続問題◎ハルツ計画◎論理計算法確立への新たな試み
 ◎『ライプツィヒ学報』へ寄稿した最初の論文◎交易、政治、芸術
 ◎信仰と教会再合同◎行列式の発見◎デカルトの顕著な誤謬
 ◎アルノーとの文通─『形而上学叙説』をめぐって
 ◎ハルツ計画の結末◎新しい任務
6 南ドイツ、オーストリア、イタリアへの大旅行 1687-1690
 ◎エルンスト・フォン・ヘッセン=ラインフェルス伯爵訪問
 ◎ミュンヘンへの道◎ミュンヘンとアウグスブルク◎ウィーン
 ◎抵抗媒質および惑星運動に関する諸論文◎ローマ
 ◎動力学についての論考◎フィレンツェとモデナ
 ◎ふたたびヴェネツィアへ◎アルノーに宛てた現存最後の書簡
 ◎帰国の旅路
7 エルンスト・アウグスト公のハノーヴァー 1690-1698
 ◎歴史と政治◎教会再合同
 ◎ロザムンデ・フォン・メルクリウス・ファン・ヘルモント
 ◎数学と論理学◎地質学◎医学◎親族との関係
 ◎選帝侯エルンスト・アウグストの最期の日々
8 ハノーヴァーとベルリン 1698-1705
 ◎歴史編纂と政治活動◎哲学◎数学◎中国学◎フォントネルとの文通
 ◎ベルリン科学協会◎ドレスデン科学協会設立計画
 ◎ゾフィー・シャルロッテとの会話◎悲劇、そして慰めを求めて
9 ハノーヴァー、ヴォルフェンビュッテル、そしてベルリン 1705-1710
 ◎英国王位継承問題をめぐる政略◎ベルリンでの結婚式
 ◎歴史編纂の進捗とヴォルフェンビュッテル訪問
 ◎ウィーンへの隠密旅行◎マサム夫人およびピエール・コストとの文通
 ◎ゾフィーとの哲学通信◎『人間知性新論』◎デ・ボスとの文通
 ◎数学者たちとの文通◎ベルリン科学協会◎『弁神論』
 ◎自宅におけるライプニッツ
 ◎アントン・ウルリッヒ公からの新たな依頼と予期せざる失望
10 ハノーヴァーとウィーン 1711-1716
 ◎トルガワにおける婚礼◎ウィーンの帝室枢密顧問官
 ◎ハノーヴァーにおける孤立 ◎ニコラ・レモンと中国の自然哲学
 ◎デ・ボスとの文通◎哲学に関する啓蒙的著作◎数学者たちとの文通
 ◎クラークとの文通◎ハノーヴァーにおける最期の日々
エピローグ
引用文献および参考文献

■著者紹介:エリック・ジョン・エイトン Eric John Aiton