Geibun library<br> はじめて読む現代思想〈2 展開篇〉相対主義を超えて

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はじめて読む現代思想〈2 展開篇〉相対主義を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784874652664
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

目次

第1章 デリダ―真理の批判と脱構築
第2章 ドゥルーズ=ガタリ―自由な欲望の空間へ
第3章 ロラン・バルトとボードリヤール―記号論による社会分析
第4章 フーコー―近代的な知と主体の変換
第5章 現代思想の可能性―相対主義を超えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

11
反体制的なポーズでも異世界願望でも商品として消費していく現代社会が求める神話化からは、著者も見てきた全共闘だろうと逃れられないと説明。そうした神話作用の分析に強みがあるバルトやボードリヤールに加えて現代思想の三羽烏デリダ、ドゥルーズ&ガタリ、フーコーを解説するも、正直あまりよく把握してるようでもないし思想空間の現状認識も微妙。いろんな論者によって産出された成果があるにも関わらずサルトルの提起に未だにノスタルジックに浸るどうしようもなさの一方で、そこから距離を置いた曖昧で「中途半端なもの」の強調は興味深い。2017/04/02

ころこ

4
後半に当たる展開編は、デリダ、ドゥルーズ、ボードリヤール、フーコーを解説しています。ところが、所謂ポストモダンと呼ばれるひとたちの解説は切れ味が悪く、特にドゥルーズは、何も言っていないに等しい解説でした。最期の章で、著者が総括をしています。そこでは終始サルトルの話をしていますが、自分はサルトルから離れたという話を、これまた延々としています。最終章を読み得心がいったのですが、著者の思想的関心はサルトル以後には薄く、特に実存を問わない思想家のことは分からないというのが本当の処だったのではないかと推測します。2017/02/06

void

2
【★★★☆☆】デリダ、ドゥルーズ=ガタリ、ロラン・バルト、ボードリヤール、フーコー、総括(相対主義、恣意的な生き方は、人が交わる社会ではぶつかり合って関係が結べない)。どれもライトにわかりやすい。2013/10/12

ふたし

1
著者の小阪修平さん、全共闘の闘士だった人。三島と対話した話なんかが出てきた。この人の書いたものをもう少し読んでみようかな。2021/05/14

HITO

0
現代思想を読み始めた最初の一冊。ここから講談社メチエへと徐々に移っていった。自分の中では記念すべき一冊。2009/12/09

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