内容説明
松本サリン事件、沖縄米兵暴行事件、ロッキード事件。他の週刊誌とは比較にならない、数々の反人権記事、捏造記事による「言論のテロ」を繰り返してきた『週刊新潮』。その反社会性を数々の名誉毀損裁判の実例を通して徹底検証する。
目次
「偏見」と「捏造」の報道ファイル(ファイル1 病人、障害者に対する偏見;ファイル2 事件・事故の被害者を嘲笑う ほか)
捏造報道は、どこから生まれるか(『週刊新潮』を支配した「斎藤イズム」;タイトルと記事構成に見る「トリック」;驚くべき“取材現場”の実態)
てい談「反人権報道」と戦うために(事件直後;マスコミと警察;『週刊新潮』の報道体質;報道被害を防ぐには)
著者等紹介
山本栄一[ヤマモトエイイチ]
昭和4年(1929年)栃木県生まれ。学習院大学政経学部卒業、読売新聞社に入社。社会部記者を経て編集局連絡部長、編集委員を歴任。この間、アマゾン学術調査隊、エベレスト・スキー登山隊、アフリカ飢餓援助キャンペーンなど約40カ国で取材を行う。エチオピア、ガーナ、ベニン、トーゴなどアフリカ各地では、農業、食糧問題および非政府組織(NGO)の活動を取材。読売新聞退社後は、学習院大学法学部講師も務めた
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