内容説明
「医学モデル」に基づいた認知症の見方を徹底的に再検討、認知症の人の立場に立った「その人らしさ」を尊重するケア実践を理論的に明らかにし、世界の認知症ケアを変革!
目次
第1章 人であることについて
第2章 精神医学から見た認知症
第3章 どのようにパーソンフッドが損なわれるのか
第4章 パーソンフッドを保つ
第5章 認知症を生きる
第6章 よりよいケアを―一歩前へ
第7章 認知症ケアとサービス提供組織
第8章 介護者に求められること
第9章 文化を変える
著者等紹介
キットウッド,トム[キットウッド,トム] [Kitwood,Tom]
トーマス・マリス・キットウッド。六十一歳でこの世を去った。イギリスの認知症ケアにおける彼の貢献は計り知れないものがある。イギリスアルツハイマー病協会には『トム・キットウッド記念基金』が設けられている。1937年イギリス、リンカンシア、ボストンに生まれ、そこで育った。1960年ケンブリッジ大学で自然科学の学位を取得した後、Wycliffe Hallで神学を学び、1962年聖職位を授かった。ドーセットのSherborne Schoolで数年間化学を教え、その後、ウガンダに渡り、Busogo男子学校で教鞭をとり、学校牧師に任命された
高橋誠一[タカハシセイイチ]
東北福祉大学総合マネジメント学部教授。北海道大学大学院経済学研究科博士課程中退。全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)理事。NPO法人のぞみ会理事。小規模多機能ホーム研究会代表。パーソンセンタードケア研究会世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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