内容説明
「邪悪なもの」と遭遇したとき、人間はどうふるまうべきか?「どうしていいかわからないけれど、何かしないとたいへんなことになる」極限的な状況で、適切に対処できる知見とはどのようなものか?この喫緊の課題に、ウチダ先生がきっぱりお答えいたします。村上春樹『1Q84』の物語構造、コピーキャット型犯罪が内包する恐るべき罠、ミラーニューロンと幽体離脱、被害者の呪いがもたらす災厄、霊的体験とのつきあい方から、草食系男子の問題にいたるまで、「本当ですか!?」と叫びたくなる驚愕の読書体験の連続。不透明な時代を生き延びるための「裏テキスト」。
目次
第1章 物語のほうへ―邪悪なもののコスモロジー(「父」からの離脱の方位;過激派的外傷あるいは義人とその受難 ほか)
第2章 邪悪なものの鎮め方―呪いと言祝ぎ(霊的体験とのあつきあいの仕方;呪いのナラティヴ ほか)
第3章 正気と狂気のあいだ―霊的感受性の復権(人を見る目;そんなの常識 ほか)
第4章 まず隗より始めよ―遂行的予言集(まず隗より始めよ;「おせっかいな人」の孤独 ほか)
第5章 愛神愛隣―共生の時代に向かって(あなたの隣人を愛するように、あなた自身を愛しなさい;学院標語と結婚の条件 ほか)
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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寛生
まふぃー
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みんと
磁石