出版社内容情報
<名歯科医が歯科医療の欠陥を正す>
・歯列矯正ではふつう歯を4本から8本抜くが、その必要はなく独自の方法 で治せる。
・歯槽膿漏でグラグラの歯は抜くことが多いが、抜かずに治せる。
・著者の開発した人工歯根は画期的なもので、20年は使える。
・歯列は横向き寝によって頭の自重でつぶされるなど、生体力学の視点 や、歯と体の病 気の関わりなど歯の進化学をふまえて、歯科医療を根 本的に見直す。
「西原先生は名医である。かって私は、歯槽膿漏の末期で烈しい歯の痛みに悩まされた。こういう時、普通は抜歯するようだが、先生の丁寧な治療で、ついに抜かずにすんだ。その方法はかなり独自のものであった。」―有馬朗人(東京大学名誉教授、元文部科学大臣)
はじめに
Ⅰ美しい歯と役に立つ歯―歯だけを治す歯科学を反省する
Ⅱ虫歯と歯槽膿漏の話―なぜ治せないのか
Ⅲ歯を抜く話―再植術を開発する
Ⅳ歯と関連の深い身体の病気―体の使い方の癖で起こる
Ⅴ入れ歯と歯科インプラントと人工歯根の話―新システムを開発する
進化学から見た人間の歯―ホヤの楯鱗までさかのぼる