内容説明
エノケン、笠置シヅ子、名タッパーたちをはじめ、戦前に花開いた日本のジャズとモダニズム文化を生き生きと描いた“幻の名著”。書き下ろしを加えて、ついに完全復刻。
目次
1 ジャズ・エイジ―日本中がうたった「青空」(初めての出会い;映画の思い出 ほか)
2 ダンス、ダンス、ダンス―高鳴るステップ、モダンのひびき(ダンスへの憧れ;社交ダンスは鹿鳴館から ほか)
3 スイング・エイジ―花と咲いたグランド・ショー(ショーとアトラクションの時代;吉本と新興のショー一騎打ち ほか)
4 ダンスとジャズの消滅―戦時下の禁圧とひそかな抵抗
終章 出陣学徒兵の回想(戦時中のジャズ音楽禁圧;学徒出陣から戦後の復員作業まで ほか)
著者等紹介
瀬川昌久[セガワマサヒサ]
大正13年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。音楽・演劇・ミュージカル評論家。『月刊ミュージカル』編集長のかたわら、くらしき作陽大学、作陽短期大学で講師を務める。日本の戦前のジャズ史に関する造詣では第一人者で、とくに戦前のミュージシャンのレコードの発掘、紹介を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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