大工力―五重塔から立体トラスまで

大工力―五重塔から立体トラスまで

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  • サイズ B5判/ページ数 211p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784844530312
  • NDC分類 524.5
  • Cコード C3052

目次

序章 わたしの建築哲学(建築の技術について;住まいづくりについて)
第1章 近代架構による空間(先人たちの大型木造に学ぶ;忘れられた技術)
第2章 伝統技術とその応用(伝統技術の文脈;伝統が蓄積した技術の再生;隅合掌の新しい展開)
第3章 伝統技術と先端技術の統合(木造立体トラス;組み込み式立体トラス;木造ハイブリッド構造)

著者等紹介

黒田重義[クロダシゲヨシ]
1929年、福岡県生まれ。1943年、福岡県田川市の国民学校高等科卒業後、徒弟修行に入り、1948年に独立。戦時中は軍需施設、戦後は庁舎・病院・映画館・学校建築などの大型木造の建設に携わるが、昭和30年代「大型木造禁止」の動きにより職を失う。1960年、八幡製鉄(現・新日鉄)堺製鉄所の建設に携わる。以後、RC造などの高級内装造作工事を専門に全国を巡る。1981年、木造建築に戻り、五重塔建設(大分県)で機械加工を指揮。引っ張り接合法を開発し、建設省主催「いえづくり’85プロジェクト」で優秀賞を受賞。’87年にKI工法の建設省公認を受ける。’91年に組み込み式立体トラスを発明。隅合掌の復元・改良により“梁なし小屋組”を開発。この間、各種引っ張り接合システムの強度試験および施行実験により研究を積み重ねる。現在、「木造立体トラス建築」の製作技術普及と指導に尽力している

井爪喜久子[イズメキクコ]
大連(現・中国遼寧省)生まれ。日本女子大学家政学部住居学科卒。(社)日本軽量鉄骨建築協会で最初期の鉄骨造建築の普及資料などの作成に、また(社)鋼材倶楽部で鉄骨製品利用相談などに携わる。設計事務所や建設会社で実務も経験する。日本建築学会JASS11木工事改訂小委員会の委員を務める。現在、「K1一級建築士事務所」主宰。KI工法研究会世話役。『建築技術』誌、『木の建築』誌ほかに執筆
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