内容説明
京のまちには、昔ながらの京町家がよく似合う。京の気候風土に合うように設計され、先人たちの知恵と工夫が息づき、みごとな意匠が随所に見られる京町家。間口は狭いがなかに入れば奥行きは驚くほど深い。木のぬくもりと畳の安定感、柔らかな光。静寂な佇まいに心癒されるひととき。暮らしとともに育まれてきた京町家には、和の遺伝子を呼び覚ます情緒とぬくもりがある。
著者等紹介
黒竹節人[クロタケサダト]
1947年、京都生まれ。伝統意匠建築家。1974年より新しい時代のクラフト運動を提唱し、以来「京都クラフト展」をはじめ、数々のコンペに出品、受賞多数。その後欧米諸国に研修、その成果をもとに分野を超えたクラフトを指向。クラフトデザインのみならず、伝統建築の設計や地域開発など、幅広い領域のデザインにおいて日本文化の歴史的な復元運動を精力的に展開。なかでも京町屋の再生および地域活性化に力を入れている。株式会社くろちく代表取締役
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。