内容説明
本書の意義は、21世紀の初頭における北海道の湿原の様相を記録にとどめておくことにある。2001年までのもっとも新しいデータを加え、さらに北海道の代表的な湿原における研究を深化させ、また一方では、今までにほとんど研究がなかった湿原に関しての情報を取り込んだ。
目次
第1章 釧路湿原
第2章 別寒辺牛湿原
第3章 霧多布湿原
第4章 落石岬湿原
第5章 サロベツ湿原
第6章 月ケ湖湿原
第7章 雨竜沼湿原
第8章 北海道の湿原の特徴と保全
著者等紹介
辻井達一[ツジイタツイチ]
1931年東京に生まれる。1959年北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、国際湿地保全連合日本委員会会長・財団法人北海道環境財団理事長、農学博士。専門は湿原の植物生態学・環境保全学
橘ヒサ子[タチバナヒサコ]
1940年横須賀市に生まれる。1967年東北大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、北海道教育大学旭川校教授、理学博士。専門は湿原の植物生態学・環境生物学
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