内容説明
“種から胃袋まで”を読み解く、中尾食文化論の集成。
目次
第1部 料理の起源
第2部 主食と穀物の文化
第3部 野菜の文化
第4部 果物と油脂の文化
第5部 酒と発酵食品の文化
第6部 台所と調理の文化
第7部 食文化を考える
解説 食文化と中尾さん(石毛直道)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toshi
3
「料理の起源」と関連する文献をまとめた「中尾食文化論」の集大成。個々のテーマも、大豆加工品でも味噌、醤油は明らかに中国、朝鮮半島から日本に伝搬してきたとみられるのに、納豆は日本以外では、ネパールとジャワ島でしか食されていない等、好奇心が大いに刺激される。研究書とは言えとても平易で、時にユーモアも交えながら、楽しく読める。食生活の多様化、グローバル化により、従来の食べ物の種類は世界的に減りつつあり、食文化の衰退を引き起こしていることも指摘している。2020/08/08
MIRACLE
0
本巻は、『料理の起源』(NHKブックス)を巻頭に、ムックの解説記事を収録している。2015/03/28