北方新書<br> 貸本屋独立社とその系譜

北方新書
貸本屋独立社とその系譜

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  • サイズ シヨB6判/ページ数 225p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784832810051
  • NDC分類 016.9
  • Cコード C0200

内容説明

この貸本屋は、有島武郎の親友で叢文閣という出版業を起こした足助素一が、明治末期から大正初期までの数年間、札幌の市街に開業し、また社会主義者やアナーキストにより店の名をかえて引き継がれ、当時の学生や知識人に大きな影響を与えた。

目次

第1部 貸本屋独立とその系譜(足助素一と独立社;興膳辰五郎と独立社;田所篤三郎と創建社;棚田義明と再現社;奥出三郎と白羊社)
第2部 北海道の貸本屋と図書館(概説 北海道の貸本屋;素描 明治期北海道の図書館;旅客の無聊を慰める列車図書館;岡田健蔵―図書館にかける;随筆などにみる北海道の図書館)

著者等紹介

藤島隆[フジシマタカシ]
1945年札幌市生まれ。1970年北海道大学附属図書館勤務。旭川医科大学、山梨医科大学、山形大学、徳島大学等を経て、2005年富山大学附属図書館を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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笛吹岬

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既発表論文・エッセイを1書にまとめたもので、貸本屋だけでなく図書館をも取り上げ、近代北海道の読書環境をうかがい知ることのできる作品。おしむらくは、一冊の本とするには、構成力が欠けているとの印象をぬぐえなかった。既発表の原稿を綴じただけのようで、内容に重複がある。せめて、独立社のアウトラインを示した最初の論攷である「概説 北海道の貸本屋」は第二部ではなく、本書の冒頭に据えて、主軸となる論文「貸本屋独立社とその系譜」につなげれば、概説を受けての詳論であると読者はスムーズに読み進めることができたであろう。 2010/08/18

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