叢書・現代世界と宗教
異文化から見た日本宗教の世界

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  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784831872111
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C1015

内容説明

近代工場に祀られた神、水子供養の意味、キリスト教徒と祖先崇拝、日本人は果たして現世主義的か、宗教儀礼とジェンダーなど、海外第一線研究者による、日本人の知らない日本宗教の諸相。

目次

1 日本宗教の現在(祭場としての近代工場;水子供養における死との直面;キリスト教徒と祖先の関係)
2 歴史の中の日本宗教(現世主義的日本人観を疑う;宗教史研究の進むべき方向;山王信仰における言語のキュービズム)
3 日本宗教における象徴と解釈(救われる蛇と救う蛇;洞窟と胎蔵界;バック・トゥ・ザ・フューチャー)

著者等紹介

スワンソン,ポール・L.[Swanson,Paul L.]
1951年生まれ。ベテル大学哲学科卒業、ウィスコンシン大学大学院仏教学科博士課程修了。現在、南山大学総合政策学部教授、南山宗教文化研究所第一種研究所員。著書に「Foundation of T’ien-t’ai Philosophy」(’91年)、共編著に「Pruning the Bodhi Tree:The Storm over Critical Buddhism」(’97年)「Buddhist Spirituality I,II」(’93,’99年)などがある
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感想・レビュー

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Majiska

2
海外の日本宗教研究者達による論文集です。ほんの好奇心で手に取ったので専門知識の乏しさもあり読むのは大変でしたが、視点が多様で大変面白く読めました。日本人でもよく知らない様々な事例といかにも西洋的な視点からの指摘があって新鮮に感ずる反面、稀に首を傾げたくなる解釈もあったりして、文化やアイデンティティーが違う事で日常の些細な事ほど文脈を理解するのが意外と難しいのかもしれないと少し考えさせられました。2015/05/24

Jagrass03

1
外国人研究者による論文集。どれも興味深い論述だが、ニール・マクマリン氏の「宗教史研究の進むべき方向」と、イアン・リーダー氏の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」における指摘が新鮮だった。2010/10/25

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