内容説明
90年代初頭より本格化した「規制緩和」と「機会均等」圧力は、男子正規従業員中心の従来型=ジェンダー型企業社会そのものの変革を求めてきた。本書は人間本性論に照らして、日本型=組織主義的資本主義体制の歴史的妥当性を主張しつつ、均衡ある経済社会の実現へ向けて「生産者の論理」から「生活者の論理」へのパラダイム転換の必要を説く。
目次
第1章 人間の本性と経済体制
第2章 経営スタイルの東西比較
第3章 日本型経営の批判と擁護
第4章 規制緩和と組織の境界
第5章 ジェンダー型企業社会の終焉
第6章 補論:現代管理論の特質―行動科学的アプローチ再考
APPENDIX
著者等紹介
中野裕治[ナカノヒロハル]
1943年佐賀県に生まれる。1967年慶応義塾大学経済学部卒業。1975年九州大学経済学研究科修士課程修了。1978年九州大学経済学研究科博士課程単位取得。熊本学園大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。