富士見ファンタジア文庫<br> 夢の涯―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈4〉

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富士見ファンタジア文庫
夢の涯―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829114360
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「お母さん、おはよ」朝ご飯の香りにみちた厨房で、和穂は眠い目をこする。今日も、ごく普通の代わり映えしない一日が訪れるはずだ。友人と塾へ行き、買い物をして、そして、そして…あれ、殷雷って誰だっけ!?もうひとつの人生を和穂は夢の世界で体験する。生まれ、結婚し、子供を産む―平凡な日常、幸福な毎日。しかし、その夢を見させる―弱い力しか持たない宝貝により和穂は窮地に立つ…。地上に散逸した欠陥宝貝を回収する元仙人の和穂と、相棒の宝貝・殷雷刀。二人は、無事宝貝を回収できるのか?月刊ドラゴンマガジンにて連載された短編4本に、書き下ろし中編を収録。大人気、中華風ファンタジーの短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レモン

27
奮闘編の中で一番の傑作。まだあと1作あるが、面白さが抜きん出ている。表題作の『夢の涯』はもちろん、『刀鍛冶、真淵氏の勝利』には思わず唸らせられる。封仙ファン×ミステリ好きには堪らない。道化役っぽい導果先生も、ただの道化ではなく完璧な物語のピースとなっている。読了後、タイトルの意味に気づき悶絶すること必至。1作目以外の全てが、ほぼ回収が絶望的な状況で、読者の頭の柔らかさが問われているような気分。落語が好きな人にもおすすめ。著者の短編執筆の力量が確実に上がっており、ラノベと躊躇せず是非読んでほしい1冊。2022/01/06

ABCorenge

8
タイトルの夢の涯が良い。読メの感想も軒並み高評価、これだけでも読む価値あり。2021/09/12

マッチ

6
「夢の涯」は間違いなく傑作。2012/12/01

でーたべーす

4
夢の涯が素晴らしい。短編の完成度がグングン上がってる2012/05/19

ミシマ

3
今さら今年が封仙20周年だったことを知り感慨深く読み返していますが、やっぱり奮闘編のバランスが好きです。本編も勿論好きなのですが落語的な落ちが小気味いい。表題作の『夢の涯』はドラマガで読んでものすごーく感銘を受けて速攻でドラマガ自体をお買い上げした思い出。ドラマガ掲載版の殷雷の挿絵がとても格好良くて好きだったなー。そんでもって最後の殷の字の台詞がいい味出してます。2015/11/20

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