共同体的人格と所有―生産・消費関係及び国家の歴史的分析

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共同体的人格と所有―生産・消費関係及び国家の歴史的分析

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  • サイズ A5判/ページ数 372p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784826502993
  • NDC分類 331.8
  • Cコード C3030

出版社内容情報

金融ビッグバンによる日本の金融システムの崩壊と再編という未曾有の課題は、つまるところ日本的所有意識の存在様式の問題に帰結する。生産―所有―消費という人間の自然との交渉過程の中で、消費は生産関係の結果としてではなくそれ自身独自の関係を形成している。消費をキーワードに意識と言葉の関係を分析しつつ、私的所有制(欧米)と共同体的所有制(中国)の比較経済学的分析をとおして日本的所有制と所有意識の特殊な構造を解読する。

はじめに
一◎言葉の機能、1・言葉の獲得、2・会話と思考、3・言葉の構造、4・言葉の可能性、5・人間の集団性

二◎私的所有社会の発展、1・私的所有制の原型、2・平等のための女性の支配、3・人間という意識のための生活の規制、4・価値の関係と人間の存在、5・価値の関係の自律、6・物の運動と生産の組織、7・神からの解放と二種類の人間への分裂、8・神の再生

三◎共同体的所有社会の展開、1・血縁的紐帯の解体、2・家の形成と共同体的人格、3・社会観の形成と言葉の関係、4・国家の誕生、5・官僚機構の機能、6・交換関係の拡大と国家の限界、7・交換手段の自立と生産工程の分割、8・商品生産と生産の不均等発展、9・私的所有社会の支配による言葉の混乱、10・社会観としてのマルクス主義、11・絶対的意思と消費関係、12・国家と官僚機構、13・農業の集団化とその所有形態、14・共同体的人格と機械制工業の矛盾、15・最後の闘争 そして変革の始まり

四◎日本社会の形、1・生産管理と生産管理者、2・生産管理機構の形成と女性の社会的関係、3・生産管理者の消滅と軍需生産調節機関の形成、4・国家の社会からの分離

五◎人格確立の条件

内容説明

金融ビッグバンによる日本の金融システムの崩壊と再編という未曾有の課題は、つまるところ日本的所有意識の存在様式の問題に帰結する。生産‐所有‐消費という人間の自然との交渉過程の中で、消費は生産関係の結果としてではなくそれ自身独自の関係を形成している。消費をキーワードに意識と言葉の関係を分析しつつ、私的所有制(欧米)と共同的所有制(中国)の比較経済学的分析をとおして日本的所有制と所有意識の特異な構造を解読する。

目次

1 言葉の機能(言葉の獲得;会話と思考 ほか)
2 私的所有社会の発展(私的所有社会の原型;平等のための女性の支配 ほか)
3 共同体的所有社会の展開(血縁的紐帯の解体;家の形成と共同体的人格 ほか)
4 日本社会の形成(生産管理と生産管理者;生産管理機構の形成と女性の社会的関係 ほか)
5 人格確立の条件

著者等紹介

河野一夫[コウノカズオ]
1951年東京生まれ。1970年都立駒場高校卒。1974年中央大学経済学部卒。1987年日本海事検定協会退社。欧米との貿易の違いを手掛かりに、日本社会の特殊性を追究
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