情報時代の見えないヒーロー―ノーバート・ウィーナー伝

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  • サイズ A5判/ページ数 652p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822283001
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0055

出版社内容情報

「サイバーXX」の名前の由来であり現代情報社会に生きるサイバネティックスの創始者、ウィーナーの生涯を中心とした20世紀情報サイエンス研究史のノンフィクション。

内容説明

神童としてもてはやされ「サイバネティックス」理論を展開するも失意のうちに一生を終えた情報サイエンス学者、ノーバート・ウィーナー。現代情報社会の端緒、サイバネティックスの創始者の真実の生涯が明かされる初の伝記。フォン・ノイマン、クロード・シャノンらとの交遊を通した20世紀情報サイエンス研究史。

目次

第1部 象の子(世界で最も際立つ少年;若きウィーナー;神童と教授夫人;弱電流、光計算機;ウィーナーの徘徊;ひとつの科学の誕生)
第2部 サイバネティックスの宮廷で(循環する因果の騎士たち;メイシーで朝食を;ビッグバン―『サイバネティックス』;ウィーナーの徘徊、その2;不和と裏切り)
第3部 その後(ある科学者の反乱;政府の反応;ウィーナーの徘徊、その3;象の子への賛辞―ノーバート・ウィーナーの飽くなき魂;幼年期の終わり)

著者等紹介

コンウェイ,フロー[コンウェイ,フロー][Conway,Flo]
ニューヨーク在住のジャーナリスト

シーゲルマン,ジム[シーゲルマン,ジム][Siegelman,Jim]
ニューヨーク在住のジャーナリスト

松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuri9976

2
サイバー何とかってもう日常語だけどサイバネティクスとその祖については工学系なら絶対読んでおくべき本。ウィーナーは偉人だけど愛すべき変人で、文句なしの天才だった。2011/01/31

tet

1
ウィーナー、ノイマン、シャノンといった情報理論・通信理論を築いた巨人達の人間関係や思いがとても興味深く、面白い。ただ、邦訳の文章がひどく、とにかく読み続けるのがつらい本である。機会をみて原著を読むつもり。

メルセ・ひすい

1
8-29 赤97 情報理論の巨人の業績をひもとく・ノーバート・ウィーナー 彼が提唱した新科学「サイバネティクス」通信工学と制御工学を融合し、生理学、機械工学、システム工学を統一的に扱うことを意図して作られた学問。自動制御学(SF的に電脳工学と訳される場合もある)ともいう。インタビューにより、彼の全体像とは・・。神童としてもてはやされ、サイバネティックス理論を展開するも、失意のうちに一生を終えた情報サイエンス学者・20世紀情報サイエンス研究史。神童としてもてはやされた。2007/03/09

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