出版社内容情報
NTTグループの実像や総務省官僚の意図、競合事業者の本音など本来では表面に現れない「通信業界の実情」を描き出す。
内容説明
改革に乗り出した総務省の狙いはどこにあるのか。KDDIとソフトバンクはどう戦うのか。通信大再編のカウントダウンが始まった。
目次
序章 NTTののどに刺さった骨
第1章 竹中懇談会が突き付けた組織解体の刃
第2章 利害調整の立場を降りた総務省の決意
第3章 時代の変化に巨体を持て余すNTT
第4章 「オープンな次世代網」構築までの茨の道
第5章 NTTの対抗馬として問われるKDDIの覚悟
第6章 総合通信事業者に転身したソフトバンクの野望
終章 二〇一〇年に向けて通信業界が進む道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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通信改革に先鞭をつけた竹中総務大臣の執念のを追ったドキュメンタリ。この数年の出来事が全て一つの物語として作られているように錯覚するほどの通信を取り巻く流れ。彼には通信・放送のあるべき一つの姿がはっきりと見えている。 表題の通り、2010年にNTTは解体されるのか?本を読んで考えてみることが出来るだろう。 今の流れならば2010年が大きなターニングポイントになるのは間違いなく、そのなかでどうあれば良いのか、意識しておくべきだ。2007/02/07
ken
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このへんの事情に感心がある場合は是非。2011/05/08
ももーん
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市場の7割を独占しているNTT。やはりインフラを持っているのが最大の強み。だけど、やはりしがらみが多そうやw2009/01/09